0120-887-827
名古屋市天白区でハウスメーカーさんの鉄骨構造2階建てのアパートの外壁の塗り替えをさせていただきました!
今回はサイディングの目地がガスケット目地(乾式目地材)で、本来でしたらノーメンテと言われるしっかりとした物が使用されていましたが、外壁サイディングがヒートブリッジ現象により所々で反りが生じ、ガスケット目地が浮いている個所、剥落している個所もありましたので、今回はガスケット目地を撤去し、シールを打たせていただきました。
施工主様のご要望で、外壁の塗装はアステックペイントのフッ素REVO1000を使用しました!
今回の工事で一番重要でしたのはサイディングの目地でした。
壁も二重張りされていて、サイディングの素材も良いですし、確かにしっかりと作られていて、さすが大和ハウスさんの建物だなと感じました。
ただ、鉄骨構造の建物でよく目にするヒートブリッジ現象により、外壁のサイディングは所々で浮きが生じ、その影響を受けてガスケット目地材も浮いていたり剥がれている部分もありました。
先ずはガスケット目地材を撤去しました。
ガスケット目地材は奥行きが40mm程のものと25mm程のものと2種類ありました。
これはヒートブリッジ現象を防止する事が出来れば、シールの打ち替えは必要なさそうでとても良い資材だと思いました!
目地材を撤去した部分はその日にバック材を入れてシールを打ちました。
① アステックシールプライマー塗布。
② アステックシール高耐候4000。
施工は1月でしたので日中の気温が10℃前後、深夜には氷点下になる日もありますので、午後3時以降にはシールは打たず、シールの乾燥期間を1週間で工程を組ませていただきました。
名古屋で外壁塗装の足場はいつもBK aipha(株)様にお願いさせていただいてます。
今回も安全で作業のし易い足場を組んでいただきました。
足場屋さんは安く営業をしてくる業者さんが多いですが、やはり安いは安いなりのクオリティで、作業がしずらい所か下手をすると事故になりかねないという酷い足場も沢山経験してきました!
良い仕事をする上で、足場はかなり大切な項目ですので、弊社は断固信頼できる足場屋さんにしかお願いしておりません。
屋根はノンアスベストのスレート屋根で、今回の工事は屋根の金物類のみ塗装し、スレート屋根は割れている部分のみ補修させていただいて塗装しました。
先ずは金物類に下塗り材のアステックペイント、エポパワーメタルJYを塗布しました。
次回の塗り替え時期に屋根はカバー工法で施工と施工主様と話を進めさせていただきました。
ノンアスベストの屋根材は割れやすいので塗り替えには不向きと言われていますが、そんな事はないなと思いました。
確かに屋根に乗って歩くと何枚か割れると思いますが、ノンアスベストのスレート屋根が割れやすいという事でなく、割れやすいように施工しているという事に問題があるように感じました。
これはハウスメーカーさんの次回のメンテをカバー工法でという戦略なのか?
ネットでスレート屋根の塗装は意味がないとか言われていますがそんな事はなく、遮熱機能の塗料を弊社は勧めさせていただいてます!
屋根の割れている部分はタスマジック工法で補修させていただきました。
このタイプの屋根は縁切りも考えてなのか?
太いボルトのようなもので止めて止めていますので、人が屋根に乗って歩くと簡単に割れてしまいます。
構造がわかりましたので足の踏む位置を配慮すると割れないように歩けますが、これは屋根でテレビアンテナやその他工事が必要で作業員の人が屋根を踏むと確実に何枚も割れる事だと思います。
シールを十分に乾燥させましたのでいよいよ外壁塗装に掛かります。
先ずは高圧水洗浄で塗装個所に付着している汚れ、カビやコケを除去し、塗料の密着性を高めます。
この時に外壁だけでなく、塗装する付帯部や塗装しないサッシなども洗浄します。
外壁塗装の前に先に軒天を仕上げます。
軒天の塗装は1液弱溶剤のアステックペイント、マルチエースⅡ-JYを2回塗りしました。
外壁の下塗りを塗布する前に先に付帯部の鉄部のさび止めを塗布しておきます。
錆止めも含めてエポキシ樹脂は密着性の高い優秀な下塗り材ですので、仕上がると隠れてしまって見えない部分ですが、この段階が塗装する上で一番大切な項目となります!
隠れる部分ですのでこの下塗りの段階で手抜きして塗らない業者さんが多いですが、この工程を省くとその時はごまかせても、数年後には目に見てわかる塗膜の剥がれなどが生じてきます。
外壁サイディング面
下塗り エポパワーシーラー(アステックペイント)
下塗り材のシーラーの種類も沢山ありますが、今回は上塗りがフッ素という事もあり、かなり密着性の高い強固な下地が形成出来るエポキシ樹脂系のシーラーを塗布させていただきました。
少しクセある塗材でしたが、このような塗材はとても大好きです。
中塗り
上塗り材を2回塗布します。
アステックペイント、フッ素REVO1000。
フッ素は超高耐候の塗料で耐用年数が18年前後と言われる塗材です。
塗料の機能を引き出せるようにしっかりと塗り重ねる事が重要です。
上塗り
中塗りを乾燥させて、2回目を塗布します。
今回のサイディングは凸凹で凹み部分が深かったですので、垂れや塗り忘れがないようにするため、特に慎重に塗装しました。
外壁塗装が完了し、最後に付帯部の塗装です。
今回はアステックペイント、マックスシールド1500Si-JYを使用しました。
足場解体後に駐輪場、階段、擁壁を塗装させていただいて完成です。
今回はハウスメーカーさんの建物で、今後の参考となる経験をさせていただきました。
正直、仕上がった瞬間はフッ素でもシリコンでもウレタンでも見た目ではわからないです。
これからも点検やメンテなどで幾度と確認をしながら、フッ素の対候性や耐久性を観察させて頂きます!
今回は弊社にご依頼を頂き、誠に有難うございました!