2024年5月26日 新着情報工事情報

名古屋市昭和区で外壁塗装と新設で波トタンを張らせていただきました。

名古屋市昭和区で外壁塗装、一部で既存ラスモルタル壁を撤去後に波トタンを張らせていただきました。

外壁に亀裂や浮きなどが生じているので気になるというお問い合わせをよくいただきますが、今回は補修では無理な場合の事例としてご紹介させていただきたいと思います!

今回は築年数が70年という木造戸建て住宅の外壁でご相談をいただきました。

お隣のお家が解体されて空き地になった状態でしたので、新たに建物が建つ前のタイミングで外壁を補修して塗装をお考えという事でしたが、既存の壁が70年前にモルタルで仕上げた状態で一度も塗装をされていませんでしたので大きな亀裂が全体に生じており、壁が浮いて剥落しそうな部分もありました。

この状態まで放置されていると、亀裂を補修して塗装というのは選択外となり、モルタルが浮いている部分を撤去して新たに左官で壁をこしらえるか、壁材を張るという選択肢になります。

壁に亀裂が生じているという場合でしたら補修して塗装も可能、カバー工法でサイディングを張るというコストを抑える工事も可能ですが、今回は既存のラスモルタル壁を撤去して新たに波トタンを張る事に決まりました。

正面は補修して塗装をさせていただき、裏の既存波トタンは一部漏水箇所は撤去して下地から補強して張替えが必要ですが、塗装をさせていただく事にしました!

お隣の土地の所有者様に約束の工事期間は足場を組ませていただくという事で許可をいただきました。

しかし建物がお隣様との境界線ギリギリまで建っていた為、今回の工事で既存よりも1mっも出さない事という条件で誓約書を交わしての工事でしたので、施工の選択肢も限られた下地で仕上げなければなりませんでした。

既存のラスモルタルを撤去させていただきましたが、やはり亀裂の部分から浸水している形跡があり、水を含んでいる個所は木が腐っていました。

壁が浮き上がっているという事は、やはりそれなりの原因があるという事になります。

今回の場合も雨漏りはしていませんでしたが、確実に亀裂部分から大量の雨水が浸水していたという事は事実で、実際に建物の老朽を進行させていたという事になります。

先ずは下地の補強からさせていただきました。

塗装もですが、工事は何にしても下地の段階が一番大切で要となる項目だとおもいます。

水を含んで腐った木は全て撤去して、間柱とバラ板をほきょうさせていただきました。

しっかりとした下地が出来たら、次は壁材を張る前の大切な作業で、透湿防水シートを貼ります。

このシートを貼った段階で実際に雨が降った時に雨漏りがないか?を確認します。

この時点で建物内に浸水があるようでは、次に仕上げの壁材を張る事は出来ません。

特に取り合いの部分に隙間がないように防水テープやコーキングなどで処理する事も大切な作業です。

 

透室防水シートを貼り、雨漏りしていない事が確認出来て、壁材を張るための地となる胴縁を取り付けていきます。

これを適当に取り付けてしまうと壁材を張る時に大変ですし、綺麗に張る事は出来ません。

壁材のサイズは決まっていますので、しっかりと寸法を測り間柱にしっかりと固定させていきます。

最後に波トタンを張ります。

一本一本丁寧に傘釘を打っていきます。

誤って波トタンを叩いてしまうとその部分が凹みますので、地味な作業ですが慎重に打っていくだけです。

今回は波トタンを張りましたが、予算に余裕があればガルバリウム鋼板をお勧めします。

既存で残した波トタンは表面は錆びていますが、研磨して塗装をすればまだまだ使えます。

所々で腐食により穴が開いていたり剥落している状態でしたら張替えが必要ですが、表面の錆び程度でしたら塗装が低コストで良いと思います。

下塗りの錆止めはエスコ(関西ペイント)、上塗りはマックスシールド1500Si-JYを塗布しました。

お隣様との制約通り、工事を終えて期日までに無事足場を解体する事が出来ました。

既存よりも1mmも出る事なく壁材を張る事も満たしました。

本当に空き地の間に工事が出来て良かったです。

正面の外壁と付帯部、シャッターの塗装はお隣の店舗がお休みの日曜日に2週に渡りさせていただきました。

施工主様にも大変喜んでいただけました。

名古屋市で施工させていただくようになり4年目となりますが、リピーターのお客様とご紹介をしていただけたりと、本当に感謝しています。

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