下地にとことん拘る塗装のスペシャリスト!
0120-887-827
現在汚れている部分を塗装すれば元よりは綺麗になります。
最近はホームセンターやネットで塗料を購入してDIYで塗装している人も多いかと思います。
色を塗るだけでしたらプロでなくても時間をかければ、綺麗に仕上げる事は出来ると思いますが、我々はプロとしてお金を頂いて作業する訳ですから綺麗になった!という事は当然の事で、数年経った時にどういう状態なのか?
1年も経たないうちに塗膜が浮いてきた、剝れてきた...というクレームがある事は恥であり、知識不足という事になります。
そういったトラブルが生じないように防ぐには、塗装の下地から仕上げまでの出来る知識と技術が必要です!
このページは外壁塗装をする上での下地処理について述べさせて頂きたいと思います!
そろそろ外壁の塗替えををしなくては?と思うタイミングとして、写真のようなサインが生じている事が多いかと思います。
木造の戸建て住宅の外壁では、ひび割れ、塗膜の浮き、剥がれなどをよく見かけます。
塗膜の浮きには2パターンあり、前回塗装して長年経ち、塗膜が劣化して中に水が浸水しているパターンと、構造上の不備で漏水して塗膜の内側に水が溜まり浮かしているパターンがあります。
そして浮きを放置していると、塗膜が破れて剥がれてきます。
それとモルタルのひび割れが数ヶ所は発生していると思います。
RC構造(鉄筋コンクリート)の建物ではそれらの理由以外に露筋が発生します。
露筋とはコンクリート内部の鉄筋が漏水により腐食して変形する事で、コンクリートが割れたり浮いたりしてやがて剥落します。
これらの状態の場合、きちんと補修をしてから塗装をしなければ直ぐに同じような事が生じてきますので、トラブルの要因となります!
この下地補修をすれば補修した部分は目を剥きますので塗装をして綺麗にするという捉え方をして頂ければ幸いです!
では、どのように補修をするのが正解なのか?
悪い例と比較して説明させて頂きますので、知識として認識して頂ければ外壁塗装をする上で後々のトラブルを避ける事が出来ると思います。
説明させて頂きたいと思います。
補修の工法は、アタックSPB工法®のページで説明させて頂いてますのでご参照下さい!
よく見かけるひび割れですが、このひび割れにも大きく2種類あります。
0.3mm以下の髪の毛の幅のような細かいクラックは一般的にヘアークラックと言われています。
このクラックは今直ぐに問題が生じるという事ではないですが、放置しているとやがて幅が太くなり漏水の原因にもなりますし、壁を浮かせる原因にもなりますので、補修をする算段の目安に考えておくと良いと思います。
この段階での補修は、カチオンフィーラー擦り込みという安易な施工ですのでコストはかなり下がります。
0.3mm以上の幅があり、深さが1cm以上あるというクラックは、動きがあり後々躯体に影響を及ぼす恐れのあるというクラックですので、早期補修が必要です!
これを放置していると地震や台風などの突発な衝撃で幅がかなり広がる事もありますし、剝落してしまう事もありますので、数ヶ所目に見てわかる個所がありましたら是非ご相談して下さい!
外壁のひび割れの補修でよくコーキングを打っている写真のような状態を見かけます。
雨水が入らないようにとホームセンターでコーキングを購入して自分で打っている人もよく居ます。
そして情けないかな、プロの塗装屋さんが未だこの下地補修をしている所が多いという現状です。
これはあくまでも応急処置として一時的な対応だと認識して頂きたいと思います。
なぜならこの処理は、ひび割れの上にコーキングが1mmたりとも厚みが付いていないという事です。
そんな状態で上から塗装をしても、仕上がった時はひび割れは隠れていますが、下手すると1年も経たないうちに再度割れてきても不思議ではありません。
塗替えで高価な塗料を使って寿命は20年とか言われて塗装して、割れたり浮いてきたりしてクレームで問い合わせても、これは保証外です!と言われて直して頂けなかったという経験をされた人も少なくはないと思います。
もし、御見積の段階で下地処理がコーキングとなっている塗装屋さんは補修の知識がない塗装屋さんだと思って間違いないです。
それか、値切り過ぎてそういう処理になっているか?ですね!
特に外注で塗装工事を丸投げしている業者さんによくある例ですので、
しっかりと下地の重要性を把握し、知識のある業者さんを選ぶことが長持ちさせる上で重要です!!!
髪の毛程度の細かいクラックは、写真のように刷毛で樹脂モルタルを隙間に擦り込んで入れていくといった感じで埋めます。
クラックの数が多い場合は、大きくその部分をローラーで塗ります。
ヘアークラックの補修はこのように簡単なものですが、これを0.3mm以上の動きのあるクラックで同じような補修をすると直ぐにまた割れてきます。
これは失敗しない為にかなり大切な項目です!
数字で0.3mmを基準に分けていますが、この仕事を長い事していると見ただけでどちらのクラックか? 判断出来るようになりますが、慣れていないと判断は難しいかも知れません。
ALC面やモルタル面で生じるクラックも様々な工法を試しましたが、アタックSPB工法ではこの施工を4年続けてきました。
0.3mm以上のクラックで深さ5mm以上で明らかに動きのあると判断出来る個所は必ずVカットが必要!
よくVカットもしないでそのままコーキングを打ったり、ポリマ-セメントで補修しているのを見かけますが、ほとんどが直ぐに割れています。
クラックの上にVカットもせずコ-キングを打っている補修も多いですが、そのような補修では付いているコーキングの厚みは0.5mmにも満たない厚みですので、動きのあるクラックには到底耐える事が出来ずに直ぐに割れて当然です。
VカットまたはUカットをした後に清掃をしてプライマ-を塗布した後に変性シリコンを打ち、そしてその上にアタックSPBで工法Ⓡ指定資材、シックネスで凹み個所を均します。
これは予め動きで割れる部分を除去し、コーキングも凹みの個所に打つ訳ですから厚みがそれだけ付けれますので、Ⅴカットしないでコーキングを打つ補修と耐久性が全く異なります。
デメリットは、このコーキングを打った後に凹みが残りますので、その凹みをポリマーセメントや樹脂モルタルで均さないといけないという事ですが、しかし長期間維持をさせようと思えば、Ⅴカットは必須です。
また、クラックの幅や深さが大きい場合は刃をUカットに替えてUカットにする場合もありますので、それはクラックの幅や深さの大きさによって判断して使い分けています。
補修が完了したら色を塗る前に、元の塗膜の柄と合わせないと補修した部分だけが柄が無くてフラットですので、目立ってしまい恰好が悪くなります。
補修個所はパターンローラーや吹付などで元の柄とパターンを合わせ、それから最後に色を合わせて塗装です!
補修した個所だけを塗るとそこだけ色が違うように見えますが、乾燥すると同じ色になります。
逆に塗った瞬間にどこを塗ったかわからない?という場合は、乾燥した後に少し濃くなると思います。
塗料の調色の難しい所は塗りたてと乾燥した時とは色が変わるという事で、その辺は何年も場数を踏んだ経験者の技術が必要となります。
クラックの補修も簡単に考えている人が多いですが、まともな施工をすれば手のかかる作業と言えます。
なので簡単にコーキングで補修するとなる訳ですが、後々の事を含めて考えると、出来ればプロにお任せして頂きたい作業の1つであります!
外壁も土間もクラックの補修は同じですが、外壁よりも土間の方が幅や深さが大きいクラックが比較的に多い感じがします。
これは人により遭遇してきた現場も異なりますので意見も違うかと思いますので決して正解ではないと思いますが、土間は刃をUカットにしている事が多いです。